これから先が大切だ

 ここで驚くな。これから先が大切だ。そう自分に言い聞かせた。
「それで、それはいつ頃の話だ」
「五月十日だよ。忘れる理由がない」

 藤野が調べていた事件も一樹の仕業だろうか。
「ひょっとしてお前。二年ほど前に沼田の方で女子大生が行方不明になったのもお前がやったのか」
「そうさ、自分だよ。あれは二年前の六月十八日だった」

 ふと俺の中に新たな疑問が浮かんで来た。殺した罪悪感から別の殺しを犯す。誰の言葉だったか忘れたが、そんな言葉を聞いた記憶があった。となると一樹は日常的に人を殺していたのだろうか。そんな疑問が浮かんでくるのも無理はないだろう、既に二件の殺人を自供した。
「ひょっとしてそれ以外にも在るのか」
「ああ、去年の二月十三日と十月一日にやった」

 俺の中に、友人として一樹を見る感情がわきあがった。いきなり一樹の肩を抱き、彼の身体を揺さぶり、まるで自分が悪い事をしたような感情を持ちながら、怒鳴るように話し掛けた。

「どうしてそんな事をしたんだ。悪い夢でも見ているのか、一樹」
「ああ、見てるよ。必ず休みの日には夢を見るんだ」 『夢』たったそのひとつの単語で俺は現実の世界に戻った。
「ひょっとしてその夢、夜中の三時頃に見るのか」

 一樹は驚いた顔をして、俺の顔を見詰めた。それだけで俺は理解できた、俺が言ったことは正解だ。

突然窓ガラスを叩く雨粒

広島‐輸入自動車ショー|ハーレー編

赤いハーレーが渋い? 黄色のハーレードラッグタイプ?
フロントエンドからみるハーレー 最近のハーレーはこんなタイプが多い

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