ドアを俺の身体が通れる

 一樹は、ドアを俺の身体が通れるぐらいだけ開けた。俺がその隙間から身体を捻るようにして玄関に入ると、一樹そのまま何も言わずにキッチンを通り抜け、部屋の奥へと消えていった。足音も聞こえないほどゆっくりと歩く、その姿はおかしい、どう考えても今の一樹は普通ではない。
「おい、一樹。元気が無いな」

 そう言いながら一樹の後を追って玄関からキッチンに入った。
「この前みたいにビールでも飲もうか」

 勝手に冷蔵庫を開け、中から缶ビールを二本取り出した。そのまま奥の部屋に行き、一樹の手に一本持たせ、自分が握っている缶ビールのブルタブを引いた。そのまま一気に三分の一ほど飲みこんだ。
「何かつまみでも無いのか」

 先程から俺の問い掛けには答えていない。キッチンに戻り、再び冷蔵庫を開けた。中には缶ビールがまだ十本以上残っている、それ以外には、野菜類が有るぐらいで、すぐに食べる事が出来そうな物は無かった。ドアポケットには卵が三個ほど有るが、これも調理しないと、生ではつまみとは言えなかった。

 上の冷凍室を空けると、何種類かの冷凍食品が入っていて、その中にピザがある事に気が付いた。これだとレンジでチンすればすぐに食べる事は出来そうだ。
「おい、一樹。このピザ食べてもいいか」

 やはり俺の問い掛けには答えない。一樹の口から拒否する言葉が出てこない以上、食べても良いのだろう。そう判断して勝手に作る事にした。しかし人の部屋のキッチンは使い勝手が分からない。ごそごそしていると、突然女性の声が背後から聞こえた。
「私がしますから。こう見えても私、料理が得意ですから」

その声の主を確認

広島‐輸入自動車ショー|ハーレー編

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