俺のクライアント

「ああ、俺のクライアントが、その娘の親でな、それで調べていた訳。まぁ、新しい事実が出ただけでも親に報告が出来るしな」「ああ、それはお互い様だな。俺にもその報告書のメールを送っておいてくれよ」そう言って電話を切った。『怪しい』

 その言葉を聞くのはこれで二回目だ。二回目を聞いたという事はきちんと調べ上げる必要が有るだろう。だが、どうやって? こんな時に友人と言うのは困る関係だ。疑惑がある事をうっかりとは聞けないし、かといって聞かずにはいられない。かなり言葉を選んで一樹と接しないといけない事になる。

 自分の考えをまとめる為にベッドの上に横になった。床に置いて有る目覚まし時計を見ると、指針が八時十四分を表していた。そして俺が見ている目の前で長針がカッチと動き八時十五分を示した。まるで俺のこれからの行動を急かすように。

 十時三十二分、俺は野田一樹が住むアパートの前に立っていた。この時間になっていたのは、直前まで、一樹に連絡がつかなかった為と藤野にメールを送る作業が手間取っていたからだ。正確に言えば、殆どの時間はメールするための資料作成についやられていた。俺の悪い癖で、ゆかりさんの報告書をきれいに仕上げていなかったのだ。俺は何時もぎりぎりになって報告書を作成するので、急に必要に成っても出来上がっている事が少なかった。

 ところで気になる事があった。野田一樹のアパートの前に立つとすぐ分かるのだが、川土手に私服の警官が立っている事だ。明らかに不自然な場所にいる、その川土手には歩道が無いからだ。歩道が無いところで、ボーっと立っているとそれを見た人は、『何しているんだろう』と思ってしまう。それなのにその事に気が付かずにいるようで、車が側を通っているにもかかわらず立ち続けていた。一番の問題は俺自身

広島‐輸入自動車ショー|ハーレー編

赤いハーレーが渋い? 黄色のハーレードラッグタイプ?
フロントエンドからみるハーレー 最近のハーレーはこんなタイプが多い

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